神戸・三宮の地下街「さんちか1番街」に3月27日、高級スーパーを展開する紀ノ国屋(東京)の「紀ノ国屋アントレ」と、ライフコーポレーション(大阪市)の自然派スーパー「BIO-RAL(ビオラル)」がオープンした。いずれも兵庫県内初出店で、オーガニック食材や地元産品などを扱う。近くには神戸阪急(神戸市中央区)地下の食品売り場や、地元系高級スーパー「いかり」「阪急オアシス」があるが、高い健康志向の顧客などをターゲットに「乗りかえ」を促す狙いだ。(広岡磨璃)
「紀ノ国屋アントレ神戸さんちか店」は店舗面積約270平方メートル。開店前から多くの人が詰めかけ、さんちか再整備で開通した「新通路」から市営地下鉄三宮駅近くまで列が続いた。
「アントレ」は「入り口」の意味で、これまで東京駅構内などに出店。「プライベートブランド(PB)商品やバイヤー厳選の品々を取りそろえたショップ」という位置付けで、さんちか店でも約3千点をそろえる。生鮮食品は扱わない。