手織りで再現された松右衛門帆=高砂市高砂町今津町
手織りで再現された松右衛門帆=高砂市高砂町今津町

 江戸時代、海運業の発展に寄与した高砂出身の発明家、工楽松右衛門。彼が手がけた丈夫な帆布「松右衛門帆」は日本海回りで北海道と大阪を行き来して商いを行う「北前船」にも使われた。その松右衛門帆を再現し、和船に取り付けて北前船に見立てよう-。そんな取り組みが、高砂市内で進んでいる。(中川 恵)