大阪や京都に比べ、インバウンド(訪日客)の受け入れに後れを取ったとされる兵庫。神戸空港の国際化を機に、巻き返しの動きが出ている。世界文化遺産・国宝姫路城を擁する姫路市と、海外からゴルフ客を誘致する地元協議会の取り組みが目を引く。
■姫路城 新たに英語ガイドツアー
54万9161人。世界文化遺産・国宝姫路城(姫路市)を2024年度に訪れた外国人客は、円安効果もあって2年連続で過去最多を更新した。新型コロナウイルス禍前に2割ほどだった外国人客の割合は、35・8%まで上昇した。
姫路市は26年3月、市外の18歳以上の入城料を値上げする。増収分は城の保存修理や石垣の耐震化、そして、観光客のおもてなし強化に充てられる予定だ。
























