IEEEの福田敏男2020年会長(左)から、マイルストーン賞の銘板を受け取る篠田傳さん=10月、明石市大明石町2
IEEEの福田敏男2020年会長(左)から、マイルストーン賞の銘板を受け取る篠田傳さん=10月、明石市大明石町2

 富士通が1993年に世界で初めて商品化した21型カラープラズマテレビが、米国の電気電子技術者協会(IEEE)の「マイルストーン賞」に認定された。当時明石市に工場があった富士通で開発を率いた篠田傳さん(77)=同市=にこのほど、記念の銘板が手渡された。「プラズマテレビの生みの親」とされる篠田さんは「一緒に開発した仲間、大きな投資をしてくれた富士通など、支えていただいた方々に感謝したい」と述べた。(大島光貴)

 IEEEは、世界最大の電気・電子・情報・通信分野の学術研究団体。マイルストーン賞は開発から25年以上が経過し、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的偉業に贈られる。