中国・上海と神戸、大阪を結ぶ貨客フェリー「鑑真号」が、6日の上海発の便から旅客輸送を中断した。日本側の運航を担う日中国際フェリー(大阪市)によると、中国側から「日中間の渡航の安全が確保できない」と申し入れがあったという。中国政府による日本への渡航自粛の呼びかけが影響したとみられ、再開のめどは立っていない。貨物輸送は続ける。
1985年開設の航路で日中間唯一の国際フェリー。旅客定員192人で、日本の発着港を隔週で神戸、大阪と替えて運航する。新型コロナウイルス禍で2020年1月から中断していた旅客輸送を、今年6月に再開したばかりだった。
























