口を開けて死んでいるカキ=11月、赤穂市の坂越湾沖
口を開けて死んでいるカキ=11月、赤穂市の坂越湾沖

 兵庫県西部の播磨灘で養殖カキが大量死した問題を受け、兵庫県は11日、養殖業者の経営支援策を発表した。資金繰り支援として3年間無利子の制度融資を実施するほか、海域の水質調査を強化する。西播磨地域に観光客を呼び込むツアーの商品化も支援。施策にかかる費用1200万円を補正予算案に盛り込んだ。(長尾亮太)

 県内の産地で秋以降、養殖マガキの7~8割が死んでいるのが見つかり、県播磨灘カキ生産者協議会などが原因究明と養殖業者への支援を県に要望していた。