神戸ビーフなどになる兵庫県産黒毛和牛「但馬牛」の繁殖用雌牛(母牛)が減少傾向となっている。農家に高齢化の波が寄せ、兵庫県内の飼育頭数は2020年度に1万4145頭に達した後、4年連続で減った。25年度は1万3659頭(前年度比0・6%増)とほぼ横ばいを維持したものの、35年度に1万6千頭にする目標に遠く、ブランド維持に向けた懸案となっている。
肉用子牛を産む母牛は、但馬牛の生産を支える基盤となっている。減少傾向が続けば、安定供給に影響が出かねない。
県によると、県内で飼育されている母牛の頭数は約4割が淡路地域、約3割が但馬地域に集中している。繁殖農家の高齢化は特に淡路地域で進み、60代以上が9割を占める。1戸当たりの飼育頭数は9頭程度と兼業の小規模農家が多い。牛舎を建てる土地の確保が難しく、経営の継承や新規参入が進んでいないという。























