芥川賞作家の李琴峰さんが、性別変更歴を交流サイト(SNS)で暴露されたのはプライバシーの侵害に当たるなどとして、村松裕美甲府市議に550万円の損害賠償などを求めた訴訟で、市議側は5日、投稿の違法性を認めて賠償を命じた東京地裁判決を不服として控訴した。

 10月の地裁判決は、身体的性別や性自認と密接に関わる情報は秘匿する必要性が高く、市議が公表する合理的な理由もなかったとして、110万円の支払いを命じた。

 判決などによると村松市議は2024年、面識のない李さんについて「体が男性」などと自身のSNSに投稿。性別変更前の写真や氏名も掲載した。