Jリーグ・ガンバ大阪で長年、スカウトや育成組織のトップを務めた二宮博さん(61)が、報徳学園高校(西宮市上大市5)で「考え方で、大きく羽ばたけ」をテーマに講演した。日本代表として活躍した本田圭佑さんらのエピソードを交え、一流選手に共通する能力やスポーツに取り組む姿勢などを生徒約600人に語りかけた。(村上貴浩)
1962年、愛媛県生まれの二宮さんは中学校の体育教諭としてサッカーを指導し、Jリーグ発足に伴って94年にガンバ大阪のスカウトに転身。育成組織であるアカデミー本部のトップも務め、20年以上チームを支えた。
講演ではまず、本田さんとのエピソードを紹介。本田さんは中学時代にガンバ大阪のジュニアユースに所属していたが、中学卒業後はユースに昇格できなかった。当時はまだ体が細く、他の選手のレベルが高かったこともあり、走力や体力の差でレギュラーにはなれなかったという。「高校ではガンバに残れない」というチームの決定を宣告したのが二宮さんだった。
しかし進学した星稜高校(金沢市)では主将として全国高校サッカー選手権大会に出場。石川県勢として初めてチームを4強に導き、後に日本代表に選出された。2010年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で30メートル超えのフリーキックを決めた際には「体ががんじがらめになるような衝撃だった。ここまでの選手になるとは思わなかった」と振り返った。























