安産祈願で知られる中山寺(宝塚市中山寺2)で3日、厄よけと招福を願う恒例の「星祭(ほしまつり)節分会」が開かれた。3匹の邪鬼を改心させる追儺(ついな)式の後、プロ野球阪神とオリックスで活躍した能見篤史さんらが参拝者に向かって豆をまき、約7千人(中山寺発表)が1年の福を願った。
僧侶らが本堂に入りお経をあげた後、寺に古くから伝わる追儺式を現代風にアレンジした法要があった。観音菩薩(ぼさつ)が「むさぼり」「怒り」「無知」の三つの煩悩を現す黄、赤、緑の鬼を諭し、善神に改心させる様子を演じると、参拝者から拍手が起きた。