切り立った岩場が連なる須磨アルプスの「馬の背」を行く参加者たち=神戸市須磨区(撮影・吉田敦史)
切り立った岩場が連なる須磨アルプスの「馬の背」を行く参加者たち=神戸市須磨区(撮影・吉田敦史)

 六甲山系を1日で踏破する「KOBE六甲全山縦走大会」が12日、神戸市須磨区をスタート地点に開かれた。神戸新聞阪神・北摂総局からは9人がエントリー。宝塚までの公称56キロを歩く名物行事で、49回目を迎えた。入社2年目の池田大介記者(24)も意気揚々と挑んだが、「山は甘くなかった」。

 7月、一つ上の先輩記者が職場で呼びかけた。「縦走出ませんか~」。すぐに参加を表明したのはいつも元気な40代ばかり。「若手が負けるわけにはいかない」と手を挙げた。小中高と運動部に所属し、9人の中で2番目に若い筆者。一番乗りで歩き終え、銭湯で汗を流しながら同僚を待つ姿を勝手にイメージした。

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