老朽化のため、建て替えが進む「道の駅いながわ」(猪名川町万善)の旧トイレの外壁に石綿(アスベスト)建材が使われていたことが分かった。飛散の可能性が最も低い「レベル3」で、町は飛散防止対策をした上で除去し、取り壊す。今年10月としていた新トイレの供用開始は2カ月ほど遅れる見込み。
旧トイレは1998年に完成した。当時はレベル3の石綿建材への規制はなかったが、2012年に全面禁止になった。町は23年度から約1億円かけて個室を増やし、ユニバーサルデザイン化する建て替え事業に着手。旧トイレの取り壊しに先立ち、今月外壁と内装タイルのサンプルを調査したところ、外壁の塗料から石綿が検出された。露出はしていないという。