陸上自衛隊中部方面総監部
陸上自衛隊中部方面総監部

 外部への持ち出しを禁じられた業務データを私用スマートフォンに取り込んだとして、陸上自衛隊伊丹駐屯地(伊丹市緑ケ丘7)は27日、中部方面総監部に所属する3佐(36)と3佐(45)を停職2日の懲戒処分としたと発表した。

 同駐屯地によると2024年10月、3佐(36)が自身のスマホに業務データを取り込み、3佐(45)の私用スマホに送信したという。2人とも持ち出し可能だと勘違いしており、3佐(45)が上司に報告して発覚した。外部への流出はなかったという。

 同駐屯地は「個人が特定される可能性がある」として2人が陸海空3自衛隊のいずれの所属かを明らかにしていない。中部方面総監部幕僚長の相園和宏陸将補は「極めて遺憾。今後、情報保全に関する教育、指導を再徹底する」などとコメントを出した。(堀内達成)