「日本二十六聖人画」2作品の里帰り展示を喜ぶ(左から)前田万葉枢機卿と木下智香子さん、岩波智代子浦上キリシタン資料館長=大阪市中央区玉造2
「日本二十六聖人画」2作品の里帰り展示を喜ぶ(左から)前田万葉枢機卿と木下智香子さん、岩波智代子浦上キリシタン資料館長=大阪市中央区玉造2

 信仰を理由に長崎で処刑されたキリシタン26人を描いた「日本二十六聖人画」のうち原画2枚が、バチカン美術館から94年ぶりに「里帰り」し、カトリック玉造教会(大阪市中央区)で展示されている。小林聖心女子学院(宝塚市)などで教壇に立った日本画家・岡山聖虚(せいきょ)(1895~1977年)の代表作で、1931年にローマ教皇に献上したもの。神に身をささげた2人が厳かに描かれている。9月15日まで。(貝原加奈)