国連気候変動枠組み条約のスティール事務局長
 国連気候変動枠組み条約のスティール事務局長

 欧州で相次ぐ山火事や日本の酷暑を受け、国連気候変動枠組み条約のスティール事務局長は29日までに「人類が膨大な量の化石燃料を燃やして引き起こされる地球温暖化が原因であることは明白だ」として、化石燃料からの速やかな脱却と再生可能エネルギーの導入拡大を訴える声明を発表した。

 フランスやスペインでは大規模な山火事が起き、多くの人が避難する事態になっている。スティール氏は「地域や国家の経済に深刻な打撃を与えている。気候危機による人類や経済への負担は、国家の緊急事態のレベルに達しつつある」と指摘した。

 過去最長となる5日連続で気温40度以上を観測した日本や、豪雨で死者が出たチリにも言及し「このような災害は急速に温暖化する世界で何十億人が日常的に直面している現実だ」と警鐘を鳴らした。