兵庫県尼崎市の路上で血を流して倒れていた男性(88)に声をかけ、救急車を呼んで助けたとして、南武庫之荘中1年の柴田碧仁(あおと)さん(12)が、尼崎北署の署長感謝状を受けた。男性は病院に運ばれたが、その後、退院したという。
5月18日夜、柴田さんは阪急武庫之荘駅近くにある学習塾から自転車で帰宅していた。水堂町3の名神高速道路の高架下に差しかかると、あおむけで倒れている男性を見つけた。近づき「大丈夫ですか」と声をかけると、男性は頭から血を流し、目をつむって苦しそうな表情を見せた。
急いで自分のスマートフォンを取り出し、119番した。小学校の保健の授業で「焦らず対処しましょう」と教わったことを思い出し、迷いはなかった。付近をパトロールしていた県警機動捜査隊が到着するまで男性に付き添い、声をかけ続けた。
男性は外傷性くも膜下出血で、今月5日に退院したという。男性の回復に「元気になってくれてうれしい」とはにかんだ。
将来は、誰にでも優しい小学校の教師になりたいという柴田さん。今後も同じような状況に遭遇したら迷わず助けたいという。
同署の後藤秀樹署長は「すばらしい行動のおかげで命を救うことができた。これからも人助けをしてもらいたい」と感謝していた。(金松亜衣)
























