兵庫県尼崎市出身・在住の漫画家尼子騒兵衛さん原作の人気アニメ「忍たま乱太郎」ゆかりの七松八幡神社(尼崎市七松町3)で今年、登場キャラクターを描いた絵馬が約10年ぶりに復活した。尼子さん直々の作画で、契約が切れていたが、地域活性化に向けて参拝者への絵馬の授与が再び実現。「聖地巡礼」で尼崎を訪れるファンらを喜ばせている。(金 旻革)
「忍たま-」の原作は、1986年に連載が始まった漫画「落第忍者乱太郎」。主人公の猪名寺乱太郎や同級生の下坂部平太ら、尼崎の地名を名前に持つキャラクターが多く、「聖地」の尼崎を訪れるファンも多いという。
人並み外れた体力を誇るキャラクターの七松小平太は2009年、尼子さんのデザインで七松八幡神社の記念絵馬に登場した。
その前年から若い女性の参拝が急増し、七松小平太が着る衣装と同じ緑色のお守りを買う姿が目立つようになった。当時の宮司が尼子さんに直談判し、記念絵馬の作成にこぎ着けたという。
記念絵馬の参拝者への授与は、契約の関係で15年に終了。その後、24年に同市開明庁舎(開明町)に常設の尼子騒兵衛漫画ギャラリーが開設され、同年末に「忍たま-」の劇場版の上映が始まると、ファンの参拝が再び熱を帯びた。同神社の奥野智仁宮司(42)は「昨年の週末は1日約150人が参拝に訪れるほどだった」と振り返る。
観光振興に力を入れるあまがさき観光局の声かけを受け、今年の元日から記念絵馬の授与を再び開始。すると初日は、ファンが限定品と誤解して境内を埋めるほど押し寄せた。通年で授与されることが広まって落ち着いたが、ファンの参拝がゼロだった日はないという。
奥野宮司は「尼子先生は、歴史ある尼崎の地名を後世に残したいと願ってキャラクターに命名した。絵馬が原作者に思いをはせる一助になり、尼崎の盛り上げにつながればうれしい」と話す。記念絵馬は2種類あり1枚1200円。授与は午前9時~正午と午後1~5時。























