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引きこもり当事者に気軽な居場所を 支援員が常駐しサポート 姫路

2021/04/11 05:30

 引きこもりの当事者らが気軽に集える「まちのぷちたぷち」が12日、兵庫県姫路市呉服町のハトヤ第一ビルに開設される。本を読んだりボードゲームに興じたりと思い思いに過ごせる場とし、常駐の支援員らが社会参加に向けて伴走する。

 市が「ひきこもりサポート事業」として実施し、運営をNPO法人コムサロン21に委託した。名称の「ぷちたぷち」はフランス語で「少しずつ」を意味する。

 「まちの-」は毎週月、水の午前10時~午後3時に開き、当事者が就労やボランティア参加などに至るまで居場所を提供。支援員が相談を受け付けるほか、月に1~2回は当事者同士で楽しめる催しを企画する。

 市によると、県が2019年度に行った調査で市内の引きこもりの当事者数は160人とされたが、実態の把握は難しいという。コムサロン21副理事長で、支援員を務める谷口慎一郎さん(35)は「当事者それぞれの多様な生き方を支え、安心して利用できる場にしていきたい」と話した。

 飾磨保健福祉サービスセンター(同市飾磨区英賀清水町1)でも27日に「ぷちたぷち飾磨」があり、5月以降も原則第4火曜に開催する予定。午後1~3時。

 いずれも1人100円。予約不要。兵庫ひきこもり相談支援センター播磨ブランチ(コムサロン21内)TEL079・240・6299

(田中宏樹)

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