兵庫県姫路市立動物園（同市本町）で、今春誕生したアミメキリンの命名式があった。赤ちゃんは雌で、一般公募で寄せられた３３６点の中から「ココ」に決まった。３人の代表者が園舎前に集まり、健やかな成長を願った。

　生まれたのは５月２０日で、同園では１９９６年以来２５年ぶりの出産となった。母親のキキ（６歳）は初産で、父親はコウスケ（１６歳）。誕生時に約１７０センチだった身長は現在２００センチを超え、順調に育っているという。

　式典には命名者を代表して牧志啓（まきしけい）ちゃん（４）、坪田康平君（６）、池田心来（ここ）さん（１７）が出席。自分の名前と同じ読み方が採用された池田さんは「小さくてかわいい」と笑顔。２５年前の赤ちゃん誕生も見守った飼育員の千本泰輔さん（４７）は「まだまだ心配は続きますが、しっかり見守っていきたい」と気を引き締めていた。（大山伸一郎）