虫を捕らえて食べる「食虫植物」を集めた展示会が、兵庫県姫路市手柄の市立手柄山温室植物園で開かれている。つぼのような形の袋で虫を引き寄せるウツボカズラなど約80点を展示している。31日まで。
食虫植物は世界各地に自生し、虫を捕まえる手段はさまざま。会場では、葉の内側に生えるとげに生き物が2回触れると葉を閉じる「ハエトリ草」や、葉の表面のねばねばした液体で虫をからめ捕る「モウセンゴケ」などが並ぶ。
ウツボカズラは蜜や香りで虫をおびき寄せて袋に落とし込み、消化液で溶かして養分を吸収する。友人と訪れた姫路市の女性(74)は「うまく捕獲し処理するのが面白く、自然の力に驚かされた」と話した。
午前9時~午後5時(入園は4時半)。大人210円、6歳~中学生100円。金曜休み。同園TEL079・296・4300
(安藤真子)









