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ホワイトライオンの赤ちゃん自発呼吸なく誕生 飼育員の懸命対応で回復 姫路

2021/08/23 05:30

 姫路セントラルパーク(兵庫県姫路市豊富町神谷)で7月30日、ホワイトライオンの雄の赤ちゃんが誕生した。生まれた直後は自発呼吸がなく危険な状態だったが、飼育員が空気を送り込むポンプで人工呼吸に当たるなど懸命に対応。今はすくすくと育っている。

 お母さんは2014年に同パークで生まれたライム。初産で、1頭目は死産だった。レントゲンなどでおなかにもう1匹いると分かり、帝王切開することになった。

 ライムは心拍が弱くなり、取り出した赤ちゃんも心臓がわずかに動くのみだったため、飼育員はすぐに人工呼吸を開始。体温を上げようとお湯に漬け、ドライヤーをあて続けたところ、約2時間後に自発呼吸が始まった。

 誕生時は1272グラムだったが、1日5回の授乳で3千グラム(8月18日現在)にまで成長。飼育員の前山悠希さん(23)は「つながった命。力強く育ってほしい」と願う。

 一般公開の時期は未定。赤ちゃんの様子は有料の公式ファンサイト(月額2千円)で配信している。同パークTEL079・264・1611

(安藤真子)

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