「一人一人が未来について考え、世論をつくっていくことが大切。それが今のロシアではできない」。そう話すのは、ロシアに生まれ、兵庫県姫路市で育ったタレントでコラムニストの小原ブラスさん(29)。「日本にいるロシア人としてできることをしたい」と発信を続ける小原さんに、ウクライナへの侵攻についての思いや私たちが大切にすべきことを聞いた。(聞き手・安藤真子)
-ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続いています。
「大前提として、戦争はノー。何よりも命が大事です。ロシアがウクライナを軍事侵攻したことは、最初は怒りや悲しみでいっぱいでした。しかし今は、(民間人も含め死者が増えるなど)刻々と状況が変わることが不安です。これまで戦争の歴史を学んできたけれど、まさに今、僕たちは歴史の中にいると感じます」
-ロシアにルーツを持ちながら、今回の侵攻に反対されています。ロシア人であるため、交流サイト(SNS)で心ない言葉を浴びせられることもあると聞きました。
「今回の侵攻に賛成しているロシア人からすると、裏切りものだと思われると思います。幼いころの思い出がたくさん詰まった国に帰れないことはとても悲しい。いつかロシアが自由な国になったら、思い出の場所を訪れてみたいです」
「心ない言葉を受けることはありますが、心が救われるコメントの方が多いです。ウクライナの人々に思いをはせることに加え、日本にいるロシア人のことまで心配してくれる人がいる。そうした気持ちに目を向けるようにしています」
-今回の侵攻を見詰める上で、大切だと思うことを教えてください。
「例えば『ウクライナの民間人が犠牲になっている』という事実を一つとっても、西側は『ロシア軍の攻撃によって亡くなった』と伝えている。一方、ロシアは『ウクライナ軍が人間の盾として民間人を使い、犠牲になった』と報じている。一つの出来事が全く違うものとして、捉えられています。私たちの視点が正しいかどうか、別の見方があるということを常に意識しておくことが必要です」
-私たちに何ができるでしょうか。
「一番大切なのは、憎しみを誰かにぶつけようとしないことです。ぶつけてしまうと、新たな憎しみを生んでしまいます。憎むのではなく、抵抗し続けることが大切です。不安や恐怖によって、核の保有や武力を強化すべきという意見が出てくるかもしれません。一人一人が未来について考え、平和のための世論をつくっていくという気持ちを持ってほしいです」
【こばら・ぶらす】 1992年、ロシア・ハバロフスク地方生まれ。5歳で姫路市に移住し、広峰保育園や城乾中学校を経て19歳まで同市で育った。情報番組などにコメンテーターとして出演している。ロシア出身の中庭アレクサンドラさんと「ピロシキーズ」として、動画投稿サイト「ユーチューブ」で多彩な話題を発信している。

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