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シカ肉のコロッケを試作した姫路市商工会女性部長の土山里美さん(左)と燻製を担当した美穂さん=姫路市香寺町岩部、岩部営農研修センター
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シカ肉のコロッケを試作した姫路市商工会女性部長の土山里美さん(左)と燻製を担当した美穂さん=姫路市香寺町岩部、岩部営農研修センター

 野生シカの農業被害に悩む兵庫県姫路市香寺町の住民らが、シカ肉を有効活用する「燻製(くんせい)ミンチコロッケ」の試作に取り組んでいる。シカ肉の臭みを取るためミンチを燻製する調理法を発案。地元産のジャガイモなどと合わせ、子どもにも食べやすい味をと工夫している。(安藤真子)

 香寺町でニホンミツバチの保護に取り組む中西秀直さん(69)の呼びかけに市商工会女性部長の土山里美さん=同町=が賛同し、女性部メンバーが調理を担当している。中西さんは「シカ肉も地元の女性猟師からの提供。女性の力を合わせて地域の課題を解決したい」と意気込む。

 燻製は土山さんの息子の妻・美穂さんの趣味。燻製肉のジャーキーも考えたが、地元産の野菜も使えるコロッケに決めた。満遍なく風味が付くようミンチを小分けにしてサクラやピート(泥炭)でいぶしている。

 コロッケの試作は6月から始め、8月ではや3回目。野菜計4・5キロにミンチは1キロと肉たっぷりで、分厚めの小判形に丸めて二つの鍋に投入した。火力が違ったのか、キツネ色の濃淡がくっきり分かれた約60個が完成した。

 「燻製にすると冷めてもおいしく食べられる」と土山さん。商品化へのハードルは高いため、まずは子ども食堂などイベントで振る舞い、地産地消グルメとしての普及を目指すという。

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