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自身の旅の思い出を振り返る城下智久さん。各施設が工夫を凝らしたオリジナルの印を押す=姫路市国府寺町
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自身の旅の思い出を振り返る城下智久さん。各施設が工夫を凝らしたオリジナルの印を押す=姫路市国府寺町

 新型コロナ禍の影響を受けるゲストハウスを盛り上げようと、神社で押してもらう御朱印帳になぞらえ、施設独自の「御宿印」を提供する「御宿印帳プロジェクト」の輪が広がっている。この秋からは対象を民宿やホテルなどにも拡大。兵庫県姫路市内でゲストハウスを営み、取り組みを主宰する城下智久さん(51)は「コロナ後を見据えて、多くの人に旅の楽しさを感じてもらえるきっかけにしたい」と話す。(山本 晃)

 プロジェクトは城下さんが発案し、昨年春から本格始動した。賛同するゲストハウスやホステルで販売する御宿印帳を持参し、対象施設に宿泊するとオリジナルの印を押してもらえる仕組みで、現在は47都道府県の約100施設にまで広がっている。

 今では御宿印集めを目的にした宿泊客も増えるなど手応えを感じているという城下さん。ただ、新型コロナの感染拡大は続き、インバウンド(訪日客)の回復もまだ見通せない。苦境が続く宿泊業界全体を盛り上げるため、「家族連れなどゲストハウスになじみの薄い層への集客にもつなげられたら」との思いもあり、対象をホテルや民宿などにも広げることにした。

 プロジェクトに参加するには、御宿印帳2冊(計2600円)以上を「仕入れ」として購入することが条件。地域や宿泊施設の規模は原則として問わず、仕入れた御宿印帳はそれぞれの宿で販売できる。登録すると、プロジェクトのホームページ上にも情報が掲載される。参加希望は城下さんの施設「シロノシタゲストハウス 姫路のお宿」(TEL079・240・6550)へ。

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