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外国語のパンフレットを手にする観光客。外国人の姿が徐々に戻りつつある=姫路市本町
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外国語のパンフレットを手にする観光客。外国人の姿が徐々に戻りつつある=姫路市本町
姫路城=姫路市本町
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姫路城=姫路市本町

 世界文化遺産・国宝姫路城(兵庫県姫路市本町)に外国人観光客の姿が戻りつつある。新型コロナ禍の影響で2020、21年度は外国人の入城者が7千人台だったが、本年度は9月末で3年ぶりに1万人を突破した。政府は11日、外国からの個人旅行客の受け入れを解禁した。同城では外国人を案内するツアーの再開を目指す動きもあり、関係者は円安も追い風に入城者のさらなる回復を見込む。

■添乗員付きのツアー客

 姫路城管理事務所によると、本年度の外国人入城者は1万59人(9月末時点)。訪日外国人観光客の受け入れが一部再開された6月以降、添乗員付きのツアー客も徐々に訪れているという。8月には月別の入城者が約2年半ぶりに2千人を上回るなど、回復傾向が見られる。

 一方、9月末までの本年度全入城者(約39万5千人)に占める割合は2・5%にとどまり、コロナ禍前の19年度の25・5%には遠く及ばない。同事務所は「姫路城に行きたい、と長い間待っている個人旅行客もいるはず。外国人客は増えるだろう」と話す。

■2年半も休止余儀なく

 姫路城ではコロナ禍前、英語が堪能な市民らがガイド役を務める外国人向けツアーを毎日実施。19年には約3500人が利用するなど好評を得たが、新型コロナの感染拡大で約2年半も休止を余儀なくされた。

 「いつになったら元に戻るのかという気持ちだった」と、ツアーを担当する近畿日本ツーリスト姫路城運営事務所の桜井亮一所長(61)。個人客の受け入れ解禁を踏まえ、10月下旬にはツアーを試験的に再開する方針という。

 桜井所長は「ここまで状況が戻ってきたのは大きな喜び。円安もあり、富裕層を中心に外国からの観光客は急速に戻ってくるだろう」と期待する。

■コロナ禍の間に知識を深め

 外国人向けのボランティア団体も訪日客の回復を心待ちにする。市民ら約50人が所属する「姫路城外国語ガイド協会」は19年度に約6千人を案内したが、本年度は9月末までで461人にとどまる。

 メンバーはコロナ禍でも姫路城に関する知識を深め、ニュースを英語で聞くなどして語学力を維持してきた。瀬尾貴政会長(69)は「ガイドを通し、いろいろな国や年代の人に再び出会えるのが楽しみ」と声を弾ませた。(田中宏樹)

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