飲食を楽しむ客でにぎわった姫路城三の丸広場=姫路市本町
飲食を楽しむ客でにぎわった姫路城三の丸広場=姫路市本町

 姫路の春の風物詩「姫路城観桜会」が30日、世界文化遺産・国宝姫路城の三の丸広場(姫路市本町)で開かれた。初の3月開催だったが、城周辺のサクラは前日に開花したばかりでつぼみが目立ち、色づきはまばら。それでも来城者は気にする様子なく、酒やつまみを片手に花見を楽しんだ。

 姫路城周辺は「日本さくら名所100選」に選ばれ、ソメイヨシノなどが約千本植えられている。

 近年、サクラの開花時期が早まっており、4月8日に開催した前回は見頃を過ぎてしまったため、今回は開催日を約1週間前倒しした。ところが、肝心のサクラは昨春よりも1週間遅い3月29日に開花。広場周辺の木々はほとんどがつぼみで、ちらほらと咲いている中で当日を迎えた。