吉田田タカシさん(左から3人目)と恵まれた自然に目を向け、アイデアを膨らませる中学生=多可町中区鍛冶屋
吉田田タカシさん(左から3人目)と恵まれた自然に目を向け、アイデアを膨らませる中学生=多可町中区鍛冶屋

 多可町で2026年度の開校を目指す新中学校の校歌を同町出身のミュージシャン吉田田(よしだだ)タカシさん(47)が作詞することになり、現役の中学生から歌詞づくりのヒントを募るワークショップを開いた。教育者としての顔も持つ吉田田さんは「自分自身の感覚や思考に目を向けてほしい」と訴え、歌詞を探してまちの中へ。生徒は正解のない問いに向き合い、等身大の言葉を生み出した。(伊田雄馬)

 吉田田さんは多可町で生まれ育ち、スカバンド「ドーベルマン」のボーカルとして活動。奈良県生駒市で子ども食堂の運営に取り組んだり、不登校児の居場所づくりに関わったりと、教育分野でも精力的に活動している。