日本チャンピオンに輝いた松本流星さん(右)=高砂市役所
日本チャンピオンに輝いた松本流星さん(右)=高砂市役所

 高砂市曽根町出身のプロボクサー松本流星選手(26)が9月に東京であった日本ミニマム級王座決定戦10回戦で勝利し、王者になった。プロデビューから4戦目での国内王座獲得は、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥選手らが達成している。今月、王座獲得の報告で高砂市役所を訪れ「満足せずに世界チャンピオンになれるよう、勝ちを重ねたい」と飛躍を誓った。(斎藤 誉)

 アマチュアボクサーの父の影響で4歳からボクシングを始めた。小中学生のころはJR宝殿駅前にあったボクシングジムに通った。高砂での思い出を「曽根天満宮の秋祭りが好きで毎年必ず行っていました」と懐かしむ。プロになった今も地元愛は変わらず、試合後は帰郷して必ず好物の「かつめし」を食べるという。