発がん性が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)が全国で検出されている問題を巡り、西脇市は市が運営する上戸田浄水場(同市上戸田)で2021年度、暫定目標値の2倍に相当するPFASが検出されていたことを発表した。本年度からは濃度の高い水源からの取水を停止しており、現在、市が供給する水道水はすべて目標値を下回っているという。
国はPFASの暫定目標値を、代表物質PFOAとPFOSの合計で1リットル当たり50ナノグラム(ナノは10億分の1)と設定。20年度にはPFASを、水道法上での順守義務がない「水質管理目標設定項目」に加えている。