高級腕時計の転売を持ちかけ現金や腕時計を詐取したとして男3人が逮捕された事件で、兵庫県警組織犯罪対策課と南但馬署などは1日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで、大阪市北区に住む自営業の男(30)を新たに逮捕した。県警は、男らが匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の一員で、交流サイト(SNS)を通じて架空のもうけ話に勧誘していたとみている。
逮捕容疑は、すでに逮捕された男らや氏名不詳者らと共謀して昨年2月、県内の男性(24)が約258万円で購入したロレックスの腕時計1個を「転売のため預かる」と称して詐取したほか、もうけ話の指南料や、別の腕時計を買う資金という名目で現金130万円をだまし取った疑い。
また男性を信用させるため、男性から約400万円を借りたとする偽の借用書2通を作成し、渡した疑いも持たれている。
組織犯罪対策課によると、今回逮捕された男は、男性が腕時計の購入のためローンを組む際に指南役となった別の男を紹介する役割。県警は他にも関与した人物が複数いるとみて調べる。
























