歓迎の花束を受け取る佐藤輝明内野手(手前右)=1日午後、神戸市中央区(撮影・田中太一)
歓迎の花束を受け取る佐藤輝明内野手(手前右)=1日午後、神戸市中央区(撮影・田中太一)

 プロ野球阪神で2年ぶりのセ・リーグ優勝に貢献し、リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた西宮市出身の佐藤輝明内野手(26)が1日、神戸新聞社を訪れた。球団初の連覇が懸かる来季へ「普通にいけばできる。けがなく出続けるのが目標」と意気込みを語った。

 仁川学院高(西宮市)、近畿大を経て入団し、左の長距離砲として新人から活躍。5年目の今季は本塁打王と打点王の2冠を獲得し、阪神ではランディ・バースさん以来39年ぶりの快挙を達成した。

 この日は、ファンに最も感動を与えた選手を表彰するデイリースポーツの「猛虎感動大賞」に選ばれ、来社。史上初の5戦連続適時打を放ちながら敗れた日本シリーズを振り返り、「本塁打を打てないと勝てない」と日本一奪還を誓った。

 来季は7年ぶりに、新型コロナウイルス禍で禁止されていた甲子園観戦の名物「ジェット風船」が解禁される。「小さい頃は(客席に)よく行っていたけど、中から見るのは初めて」と楽しみにしている様子だった。(初鹿野俊)