厚生労働省
 厚生労働省

 例年より速いペースで感染が広がっているインフルエンザを巡り、厚生労働省は1日、国内で今季流行しているA香港型(AH3型)のウイルスのうち、9月以降11月5日までに採取された検体の約96%が、新たな変異株「サブクレードK」だったと明らかにした。

 感染が拡大するスピードが速い一方、症状や重症度は従来のものと大きく変わらないと分析している。

 ワクチンに一定程度有効性が保たれているとの報告があるとした。治療では抗インフルエンザ薬が有効とみられる。

 国立健康危機管理研究機構によると、10月下旬から11月下旬に採取されたウイルスは、AH3型が全体の94%を占めている。