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淡路島と明石海峡大橋を横目に、海釣りを楽しむ子どもたち=神戸市垂水区平磯1、平磯海づり公園
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淡路島と明石海峡大橋を横目に、海釣りを楽しむ子どもたち=神戸市垂水区平磯1、平磯海づり公園
魚を釣り上げたスタッフ。初心者にはえさの付け方やさおの使い方を教えてくれる=神戸市垂水区平磯1、平磯海づり公園
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魚を釣り上げたスタッフ。初心者にはえさの付け方やさおの使い方を教えてくれる=神戸市垂水区平磯1、平磯海づり公園
釣りざお、仕掛け、重り、えさの「貸しざおセット」。タオルやハサミを持参すると便利だ=神戸市垂水区平磯1、平磯海づり公園
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釣りざお、仕掛け、重り、えさの「貸しざおセット」。タオルやハサミを持参すると便利だ=神戸市垂水区平磯1、平磯海づり公園
1時間でベラやタイなど十数匹が釣れた=神戸市垂水区平磯1、平磯海づり公園
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1時間でベラやタイなど十数匹が釣れた=神戸市垂水区平磯1、平磯海づり公園
神戸新聞NEXT
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 海も空も青い。淡路島が近く、明石海峡大橋もくっきり見える。東西1400メートルの護岸に広がる「市立平磯海づり公園」(神戸市垂水区平磯1)は、島にも橋にも手が届きそうな好ロケーションだが、山陽電鉄東垂水駅から歩いてすぐの駅近スポットでもある。

 人と触れ合うのが難しいこの夏、釣りで魚や海と向き合おう。「手ぶらでOK、初心者も歓迎です」と同公園。夏はアジやベラ、ガシラ、スズキ、タイがよく釣れるという。

 基本釣り料は4時間で大人千円(小人600円)。貸しざおセットは1500円で、魚を誘うえさを入れる、かご付きの仕掛けを使う「サビキ釣り」、下に重りが付いた「胴突き仕掛け」、投げ釣りを体験できる「ちょい投げ」の3種類がある。やったことのない「胴突き」を選んだ。

 「えさは虫ですけど、触れますか」。コオロギのような昆虫を想像しつつ、うなずく。セットの内容はさお、糸の途中に針が付いた胴突き仕掛け、重り、そしてアオムシ。ミミズみたいな長い虫だ。

 隣の人と間隔を空けて、釣り台に陣取る。スタッフの桑名利実さん(50)に手ほどきしてもらった。「えさの付け方が大事ですよ」。仕掛けの先端には重り、針にはアオムシの体を通す。生きているのでうねうね動くし血も出る。刺し方が下手だと魚にえさだけ取られてしまうという。

 用意が整った。護岸から海底へ、仕掛けを落とす。さお先が揺れた。魚がえさをつつく「アタリ」だ。少しさおを上げて、魚の口に針が食い込むよう「合わせ」をする。するとくいっと糸が強く引っ張られた。リールを巻き上げると、体長約10センチのベラが釣れた。素揚げや刺し身がいけるそうだ。自然のものなので、釣れば自由に持ち帰れる。

 1時間で、釣果は十数匹のベラとタイ。初心者でもこんなにやれるとは。

 「『時合い』ですね」と桑名さん。潮の流れが変わったり魚が活発になったりでよく釣れる時間帯を、そう呼ぶそうだ。反対に、どう工夫しても全然釣れない時間もあるという。

 「そんな時はさおを置いて、景色を楽しむのはどうですか」。夕暮れの近づく空に、島と橋が映えていた。(金 慶順)

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