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垂水駅西側に整備されるロータリーと立体原付駐車場のイメージ(神戸市提供)
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垂水駅西側に整備されるロータリーと立体原付駐車場のイメージ(神戸市提供)
新垂水図書館内のイメージ(神戸市提供)
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新垂水図書館内のイメージ(神戸市提供)
新たに図書館ができる垂水駅前=神戸市垂水区日向1(神戸市提供)
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新たに図書館ができる垂水駅前=神戸市垂水区日向1(神戸市提供)

 海があって山もある。JRで三宮まで約20分、大阪に1時間足らずで行けるベッドタウン。神戸から人口が流れる隣町の明石を意識しつつ、「住み続けたいまち」として磨きをかける。

 メインターゲットはファミリー世帯だ。JR・山陽垂水駅北側の東地区にあるレバンテ垂水1番館の南に2024年度、新しい図書館が開館を予定する。

 2階に一般書、3階に児童書をそれぞれ並べ、異世代が使いやすいよう工夫。屋上やテラスでも海風を感じて本を読める。駅東側にある現在の垂水図書館は、人口千人当たりの広さが市内の地域図書館の中で2番目に狭い。新図書館は面積を2倍以上に広げ、蔵書数も10万冊以上に増やす。

 また、垂水区は未就学児が市内全9区中で最も多い状況を踏まえ、レバンテ垂水2番館4階の体育室跡には22年度、子育て支援拠点「おやこふらっとひろば」がオープンする。

 さらに駅北の垂水養護学校・垂水体育館跡地では、産科や小児科を備える中核病院が25年にも開院する。

 新図書館1階などに一般車用ロータリーも新設し、送迎車の混雑を緩和する。

 住宅地が限られる中、新住民の受け皿として駅北に25年度、タワーマンションが建つ。30階程度で、低層階は商業スペースになる。

 一方で、約90年の歴史があり、周辺の活気を支えてきた垂水廉売市場は再開発で姿を消す。昔ながらの人情味を保ちつつ、新しい風を吹かせる環境づくりが求められる。(大田将之)

    ◇

■垂水ならではの個性大切に 垂水商店街振興組合理事長・藤井洋佑さん(38)

 うちの青果店は再開発の用地内にある。開発後、そこで営業するつもりだが、懸念しているのは商店街でなくなってしまうことだ。

 垂水では、客と店はただ売り買いをするだけの間柄ではない。青果店の事務所で宿題をする地元の子どもがいる。私にも幼い子どもがいるが、子育てしやすいと感じる雰囲気の根っこには、そんな地域のつながりがあると思う。

 図書館や商業ビルがある駅前は珍しくない。埋没しないよう、建物や施設をつくるだけで終わらず、地域の個性や良さを育んでいくことが大切ではないか。

   ◇

 1995年の阪神・淡路大震災後、長く手付かずだった地域でも新たな人の流れが生まれつつある。主なエリアの現状や将来像を6回にわたり紹介する。

【連載一覧】
(2)神戸駅 人が主役の駅前空間に
(1)名谷駅 子育てしやすい街目指し
【プロローグ】郊外の「顔」刻々と変化

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