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完成した作品と児童ら=神戸市東灘区住吉東町4
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完成した作品と児童ら=神戸市東灘区住吉東町4
思い思いにヒマワリを描いた=神戸市東灘区住吉東町4
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思い思いにヒマワリを描いた=神戸市東灘区住吉東町4

 神戸市東灘区の造形絵画教室「アトリエ太陽の子」と住吉小学校が、ヒマワリの絵を描いてウクライナの子どもに贈るプロジェクトに取り組んだ。「左胸に手を当てて想像して。ウクライナから隣国に避難している子どもたちのこと。命のエネルギーを作品に込めてね」。同教室を主宰する中嶋洋子さんの指導を受けながら児童は画用紙に向かい、大作の「ヒマワリ畑」を完成させた。(鈴木久仁子)

 戦禍にあるウクライナから、親と離れて隣国に避難している子どもを励まそうと、同教室と同校が「命のヒマワリプロジェクト」と銘打って企画。3、4年の289人がそれぞれ花を描き、巨大なヒマワリ畑に仕上げることを目指した。

 絵は22日、同校で制作。中嶋さんは児童に1995年の阪神・淡路大震災で教え子が亡くなった体験を伝え、「いとおしい子がいなくなることはとてもつらい。今も戦争で苦しんでいる子どもたちがいる。みんなの絵で励ましてあげてほしい」と訴えた。

 児童たちは、幅1.2メートルの長いロール紙に「命の種」としてそれぞれハート形などの模様をカラフルな色合いで並べて表現。さらに模様から伸びるように茎や葉を描き加え、最後に黄色の絵の具を塗った手のひらを紙に押し付けて花びらを表した。

 3年の男子児童(9)は「ウクライナの子どもたちは親と離れて寂しいと思う。この絵を見て楽しい気持ちになってほしい」。別の男子児童(9)と女子児童(9)は「黄色い花びらや緑の葉っぱをうまく描けた。元気になってほしい」と口をそろえた。

 出来上がった作品は、支援団体などを通じてハンガリーやポーランドの小学校に届ける。また、児童が作品を手にJR住吉駅前に立ち、募金活動も予定する。

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