神戸新聞の名谷中央専売所(須磨区南落合1)が購読者向けに開く神戸新聞音読会が21日、名谷南会館(同区竜が台5)であった。毎週土曜日の本紙朝刊で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公・マルも登場し、参加者らは「かわいい」「会いたかった」と歓迎した。
音読会は、同専売所の前身となる販売店2店舗が2004年ごろから始め、音読による脳の活性化や、新聞を通した交流を目的に開催。ただ、2020年以降は新型コロナウイルス禍のため実施がかなわず、今回、約4年ぶりに再開した。
音読会には12人が参加し、コラム「正平調」や「かなしきデブ猫ちゃん」シリーズを一斉に朗読。マルも登場し、場を盛り上げた。同コーナーを楽しみに読んでいるという同区南落合2の鈴木光子さん(73)は「また音読会ができて楽しい。マルちゃんにも会えてよかった」と笑顔だった。(勝浦美香)
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