石峯寺の柴燈護摩
石峯寺の柴燈護摩

 神戸市内の寺院でつくる「神戸十三仏霊場会」の全13寺を、1年かけて巡る日帰りバスツアーが開かれている。伝統行事や文化財などを見学し、同行する僧侶が仏教を分かりやすく解説する。31日には大龍寺(同市中央区)と石峯寺(しゃくぶじ)(同市北区)を訪ねる。(津谷治英)

 同会は1994年、地元の歴史を伝えようと真言宗、天台宗、浄土宗の寺が宗派を超えて結成。今年30周年を迎える。

 大龍寺は奈良時代開山。六甲山系の自然にたたずむ山門、本堂などを見学する。石峯寺では迫力ある炎が見せ場の柴燈護摩(さいとうごま)が見られる。希望者は残り火がくすぶる護摩木の上を歩く火渡りを体験できる。

 今後の日程は5月12日=多聞寺、性海寺(しょうかいじ)、太山寺▽6月30日=如意寺、念仏寺▽10月6日=天上寺、須磨寺▽12月8日=能福寺、鏑射寺(かぶらいじ)。いずれも1万800円(昼食付き)。神戸新聞旅行社TEL078・362・7174