アルゼンチンに勝利しポーズをとる選手ら=大田区総合体育館
 アルゼンチンに勝利しポーズをとる選手ら=大田区総合体育館

 東京デフリンピック第3日の17日、団体球技の1次リーグで、日本のバスケットボール男子が81-79でアルゼンチンに競り勝ち、今大会初勝利を挙げた。

 終了を告げるゴール支柱のLEDランプが光ると、観客が総立ちとなって選手をたたえた。世界ランキング19位の日本が5位のアルゼンチンを撃破。最終盤の79-79から勝ち越しのフリースロー2本を決めた主将の越前は「デフバスケの歴史を変える1勝となった」と目を赤くした。

 日本は、39得点のガード安藤が「日本の武器」と語る高確率の3点シュートを主体に、上背のある強豪相手に番狂わせを演じた。勢いに乗り、次戦は世界8位のイスラエル戦。越前は「勝てないことはない」と威勢が良かった。