「これからの備え」をテーマに意見を交わす登壇者たち。神戸新聞の名倉あかり記者(左端)も加わった=神戸市中央区加納町6、東遊園地
「これからの備え」をテーマに意見を交わす登壇者たち。神戸新聞の名倉あかり記者(左端)も加わった=神戸市中央区加納町6、東遊園地

 幅広い世代が楽しく防災を学ぶイベント「いつものもしもCARAVAN(キャラバン)神戸」が、神戸・三宮の東遊園地で開かれた。能登半島地震の被災地支援に携わった人によるトークセッションも同時開催され、その成果と課題が報告された。(千葉翔大)

 日常生活から災害への備えを身に付けてもらおうと、「無印良品」を展開する良品計画(東京)が主催。同社は7都道府県で同様のイベントを開いており、神戸市では昨年に続き2回目となった。防災クイズや水消火器の的当てなど約20個のブースが並び、親子連れなどが挑戦していた。

 一方、トークセッション(同市主催)は、神戸新聞社で防災報道を担当する名倉あかり記者が司会を務めた。能登半島地震の発生直後から、ボランティアや資材の提供などで支援した大学生、行政職員、民間企業の計6人が登壇。現地での活動を踏まえて「これからの備え」をテーマに意見を交わした。