国内外の観光情報を扱うガイドブック「地球の歩き方」シリーズに来年7月、神戸市版が登場することが決まった。国内版はこれまで県やエリア単位を中心に28冊が出版されているが、関西エリアの「市版」は神戸が初めてという。(井沢泰斗)
ガイドブックと同名の出版社が1979年に創刊した人気シリーズで、今年8月には兵庫県版が発行されたばかり。神戸市版は、三宮や元町などの都市部だけでなく、市内全9区を取り上げる。
出版社は、制作に向けて専用サイトでアンケートを実施中。飲食店やご当地あるある、神戸の方言などとともに、ガイドブックの「顔」となる表紙の挿絵も募る。神戸ポートタワーや風見鶏の館、神戸ルミナリエなどが選択肢で、自由提案も可能という。
神戸市版の発行決定を受け、由良暁世編集長と担当の福井由香里編集プロデューサーが市役所を訪問。福井さんは「神戸は観光地として有名だが、歴史や文化、日常の風景も掘り下げ、市民が地元の魅力を再発見できる内容にしたい」と意気込みを語った。
「地球の歩き方 神戸市」は372ページ、税込み2310円で販売予定。
























