コインランドリーのスペースを改装した大日ハーバー。店内には、八木橋真由香さんが夫の恒治さんと一緒に選書した本棚がある=神戸市長田区檜川町1
コインランドリーのスペースを改装した大日ハーバー。店内には、八木橋真由香さんが夫の恒治さんと一緒に選書した本棚がある=神戸市長田区檜川町1

 六甲山地の麓に位置する神戸市長田区の神戸電鉄丸山駅で降り、道なりに進む。視界が開けた。急坂に、民家や商店が所狭しと張り付いている。新開地から3駅という立地ながら、空き家が目立つ。坂を下りきる。ノスタルジックな雰囲気に似つかわしくない、ガラス張りのカフェが目に飛び込んできた。(原ひより)

■漂う郷愁、集う人々

 昨年9月にオープンした「大日ハーバー」。屋号が記されたコルクボードや店内に並ぶ駄菓子が温かみを感じさせる。

 最大の特徴は、住民が日替わりで店主になること。メニューも日替わりで、サンドイッチやコーヒーが並ぶこともあれば、晩酌向けの日本酒やビールを提供することもある。