【キーウ共同】ハンガリー議会は13日、オルバン前首相に近いシュヨク大統領の解任に向けた憲法改正案を可決した。5月に就任したマジャル首相はシュヨク氏をオルバン氏の「操り人形」と批判。自発的な辞任を求めていたが、シュヨク氏は拒否していた。

 マジャル氏が進めるオルバン派一掃の一環。ハンガリー議会は6月、首相を通算5期務めたオルバン氏の復権を阻止するため、首相任期を2期計8年に制限する憲法改正案も可決している。

 地元メディアによると、採決は賛成139票、反対6票。改正案ではシュヨク氏の任期は改正憲法の施行翌日に終了する。シュヨク氏が改正案に署名しなければ議会は弾劾手続きに入る見通し。元憲法裁長官のシュヨク氏は2024年に就任。任期は5年間だった。

 改正案では国会議員の在職期間を通算12年に制限。オルバン政権時代の汚職や不正を調査し、資産を回収するための専門機関「国家資産回収・保護局」の設置も定めた。

 国家元首の大統領は儀礼的な役割を担う一方、議会が可決した法案に拒否権を行使し、議会に差し戻すなどの権限を持つ。