2月25日、花束を手に尼崎JR脱線事故の現場に向かうJR西日本の長谷川一明社長(右)。奥は事故があった福知山線のカーブ=尼崎市
2月25日、花束を手に尼崎JR脱線事故の現場に向かうJR西日本の長谷川一明社長(右)。奥は事故があった福知山線のカーブ=尼崎市

 JR西日本の長谷川一明社長は2019年12月の就任直後から、05年4月25日に起きた尼崎JR脱線事故の現場を毎月25日に訪れている。同社は事故を「安全の原点、事業の根幹」と位置付け、歴代経営トップの慰霊は05年12月から続く。肉親を失った遺族も訪れており、加害企業トップと被害者が意見を交わす機会にもなっている。