緻密な筆致で、実在の風景と空想上の建物が混在する幻想的な作品で知られる画家花房完昇(本名・雅剛)さん(71)=稲美町=の作品展「幻想の歩み」が、県立三木山森林公園森の風美術館(三木市福井)で開かれている。アクリル画35点を展示。多用するモチーフ「バベルの塔」は、高層ビルが立ち並ぶ都市の安全神話に警鐘を鳴らす。きっかけは阪神・淡路大震災で目にした惨事だった。(小西隆久)
緻密な筆致で、実在の風景と空想上の建物が混在する幻想的な作品で知られる画家花房完昇(本名・雅剛)さん(71)=稲美町=の作品展「幻想の歩み」が、県立三木山森林公園森の風美術館(三木市福井)で開かれている。アクリル画35点を展示。多用するモチーフ「バベルの塔」は、高層ビルが立ち並ぶ都市の安全神話に警鐘を鳴らす。きっかけは阪神・淡路大震災で目にした惨事だった。(小西隆久)