兵庫県の三木市は6日、公用車1台を車検切れのまま4カ月間運行していたと発表した。5月26日の車検満了後、延べ58回の使用で計652キロ走行していた。年2回ある車検チェック後、満了日までに行うべき手続きを失念していたという。
市によると9月25日、公用車を保有する市立教育センターから他部署の職員に車両を貸し出したところ、車検証の有効性について指摘があり、発覚した。失効した4カ月間で事故や交通違反の摘発はなかった。
同市では、4月と10月に所管部署が車検時期を確認しているが、その後の教育センターでの連絡体制が不十分だったという。同センターは今後、運転日誌に車検証のコピーを貼り付けて運行前に確認するほか、全職員が使用する管理ソフトのスケジュールにも満了日を登録するなどして「再発防止に努める」としている。(大山伸一郎)