集落営農組織の施設で、収穫した山田錦の出荷作業を体験する男性=三木市吉川町殿畑
集落営農組織の施設で、収穫した山田錦の出荷作業を体験する男性=三木市吉川町殿畑

 農業の担い手不足が深刻化する中、三木市は集落営農組織に就農希望者をインターンシップ(就業体験)で受け入れてもらう取り組みを進めている。16日までの3日間、口吉川町の殿畑営農組合が初めて男性参加者を受け入れた。酒米山田錦の生産で質量ともに日本一を誇る三木市だが、格付け最上位の「特A地区」に指定されている口吉川町ですら後継者問題に危機感を募らせる。農業の現実に触れたい希望者と、未来を憂う農家が互いの思いに応えた。(大山伸一郎)