瞳の先に、守るべきものがある。災害現場を想定した訓練。緊張感漂う中、マスクを装着し現場へ=6月12日、神戸市消防学校

瞳の先に、守るべきものがある。災害現場を想定した訓練。緊張感漂う中、マスクを装着し現場へ=6月12日、神戸市消防学校

 小柄な女性がぐっと歯を食いしばり、ロープを上っていく。高さ約7メートル。危険な現場を想定した訓練が続く。今春、神戸市北区の市消防学校に入校した初任科生38人の中に、5人の女性の姿があった。卒業までの約半年間、心身を鍛え、奮闘する姿を追った。

 煙が充満した部屋での消火活動や水難救助-。厳しい状況下で必要な知識や技術を学ぶ。