新築分譲マンションの価格が高騰しています。不動産経済研究所(東京)によると、東京23区の2023年の平均価格は、初の1億円超えとなる1億1483万円に。兵庫県でも5千万円を超えました。価格上昇はいつまで続くのか。需要はどこにあるのか。「LIFULL HOME’S総研」チーフアナリストの中山登志朗さんに聞きました。

 ■価格高騰、いつまで続くのか

 -今後も新築マンション価格の高騰は続くのでしょうか。

 「東京都心部の新築マンションの平均価格が今後、2億円、3億円まで上がるかというと、それはないと思います。青天井ではなく、限度はあります。ただ、緩やかに上昇していく可能性は高いと思っています」