神戸新聞社は主に兵庫県内の鉄道駅について、おおむね半径300メートルの路線価最高額(2024年1月時点)を抽出した。3回目は、阪急電鉄(神戸高速鉄道の一部を含む)と能勢電鉄の101駅のランキングを作成した。

 路線価は贈与税や相続税の課税基準になる土地の1平方メートル当たりの評価額で、毎年7月に国税庁が発表する。市街地ではほぼ全ての道路に路線価が設定されているが、土地取引の目安となる公示価格の80%程度に抑えられている。

(記事末尾に阪急と能勢電鉄101駅のランキング)

 阪急と能勢電鉄の101駅のうち、駅前に路線価が設定されていたのは98駅。ランキングでは1位が大阪梅田、2位が京都河原町、3位が烏丸で、兵庫県は4位の神戸三宮が最高だった。

 上位20位以内でも、兵庫県内は8駅にとどまり、京都線の高値が目立った。京都線と神戸線の京都河原町-神戸三宮間の平均は132・6万円で、ほぼ同区間のJR京都-三ノ宮間の147・4万円を下回った。