神戸新聞社は主に兵庫県内の鉄道駅について、おおむね半径300メートルの路線価最高額(2024年1月時点)を抽出した。2回目は、JR東海道・山陽本線(琵琶湖、京都、神戸、山陽線)に宝塚線・福知山線、加古川線、姫新線、山陰線、赤穂線、和田岬線を加えた兵庫県内JR在来線144駅のランキングを作成した。
路線価は贈与税や相続税の課税基準になる土地の評価額で、毎年7月に国税庁が発表する。市街地ではほぼ全ての道路に路線価が設定されているが、土地取引の目安となる公示価格の80%程度に抑えられている。
(記事末尾に兵庫県内JR在来線144駅のランキング)
県内のJR在来線144駅のうち、駅前に路線価が設定されていたのは74駅。ランキングでは1位が三ノ宮、2位が元町、3位が姫路で、12位の宝塚(宝塚線)を除いて、18位までを神戸線の駅が占めた。
東海道・山陽本線以外では、宝塚(43万円)、川西池田(35万円)、塚口、伊丹(28・5万円)の順に高く、いずれも宝塚線だった。路線価が設定されている区域で最も価格が低かったのは、赤穂線西相生駅前の2・8万円だった。